離れ家

云ってやるなや、鳳仙。
そのおとこは、おのれの振るう剣に
意味づけしてくれたもののために闘ってたんだからさ。
意味なく剣を振るったら、やつは獣に還っちまうんだよ。

足を潰すのは早売り情報で聞いてたんだけど。
鳳仙は夜兎ゆえにか日輪(たいよう)への相対しかたが、
根本的にわかってなかったんじゃなかろうか。
好こうが忌もうが執着していることに変わりはないわけで。


話逸れるけど。夜兎の天敵が太陽なら、炎天下での闘いになれば、
銀レベルなら、地球人でもそこそこ勝負になるってことかしらん。


おお。いちばんジャンプ的な復活を遂げた月詠さん。
百華をここでつかってきたか。

本気モードの銀さんなら、相当の手負いでも
くないを指二本で受け止められるんだな。やっぱ。


結局、太陽は仰ぎ見るものでも手に入れるものでもなくて、
おのれが自分自身に見出すものなんだろう。
自分はそれを太陽とは知らず、そうひとさまから称される。





でも銀の太陽はやっぱヅラだと思う。
（銀は自虐のひとだから自分のなかにお日様は見出せない）














侍(おれ)たちは負けてなんかいない。
（桂がまだ闘ってるから）
いまも戦ってる、俺は。
（桂のこころとともに）
俺をまた敗者(まけいぬ)にさせないでくれ。
（かつて、自分は守ろうとしたものを護れずに去った
　敗者(まけいぬ)だった。だからこそ）