離れ家

やあ、とりあえず、前号のちぐはぐ感はフォローされてた。
よかったよ〜〜〜。

しかしこの展開ならやはりあの場であのせりふはない。
銀さんの意識のなかでは、仲間＝おのれの巣(テリトリー)にいる身内で、月詠もそのうちのひとりであって、それ以上のものじゃない感じだ。
今号の怒りの根源は師弟というものの絆を穢されたことで、前々号ラストからの流れを汲んでるわけだから、あそこだけ違和感があったことになる。

でもあれだ。そもそもこのお話にこのタイミングで月詠をつかうべきじゃなかったという感じは、どうしても残るけど。


ひとりでなにもかも背負い込むな、というのは、柳生篇でお妙に対したときとおんなじだよね。
しかし銀の口から、俺にすがれ、というせりふがでたのは、また一歩、過去の負い目や呪縛から、リハビリできてるってことなのか。

地雷亜は、完全に白夜叉モードの銀さんの敵ではない感じだなぁ。



しかしつくづく、ひとりで闘いたがるおとこだな。
桂もひとりで戦いたがるおとこなんだけど（だからこそおたがいの背中をあずかりあずけられたんだろうけど）、桂はもっと、無慈悲にひととの関係を断ち切れちゃう感じだからな。
銀のほうが荷を負ったときのパワーがすごいぶん、その反動もでかいことは戦後のドロップアウトが示しているわけで。

だから、そのとなりには桂が要るんだよ。　← 結局そこか(笑)
唯一、背中をあずけあって戦うことができた、ということの意味はでかい。



で。いちばん気になる、松陽先生との、これが出会いなのかなぁ。
それともこれ以前にちょっとは出会ってて、その流れでのことなのかなぁ。

前者なら、捏造の過去篇をオフ本にするときはちょっと加筆修正しなきゃだわ(笑)　後者の場合はいまさらどうしようもないから(笑) いじらずに置くけど。

なんにせよ子銀の表情がすごくイメージどおりだった。
骸の中で遺骸に腰掛けて握り飯を食う、というのは、勝手に抱いていた子銀のイメージそのままを映してた。その子銀に対する松陽先生も。

遠目でも全身像を見るかぎり、松陽先生、男性ってことでいいんだよね？