はかどりませんが、せこせこと執筆中でございます。
歩いて十分のところに名所があるのでいつもなら花見に浮かれている時期なんですが、今年は遅くて当てが外れた…。おやすみ中に桜三昧したかったのに。
自由の効く時間もあと数日なので、そのあいだになんとかかたちにしたいところですが、さてどうなるか。
どうも、攻が受をいちど裏切るというかやむにやまれぬ事情で手を放したあと、それを一方的に負い目に感じる(受はそこまで気にしていないのに手前だけが拘っている)シチュになるというか、たぶん書き手サイドが受が好きすぎて攻におまえ(身勝手なことしたんだから)そのくらいのペナルティは受けろよと思ってしまうようで(笑)、弊サイトの銀さんに恋仇が数多いるのも、ニールが刹那やリジェネの侵攻を傍観するしかないのも、そのせいな気がする… ( ̄~ ̄;)
まあティエリアはニール一途ですが、刹那もリジェネもたいせつな存在なのでね。イノベイドとしての責務もあるし。
桂さんは、攘夷第一義のひとなので、銀さんは好きだけどそこは越えられないというか。むしろ坂本や高杉のほうが心理的な立ち位置としては近いよね、という。
こうしてみるとうちの受は自覚のない自己犠牲タイプか。犠牲を犠牲と思っていないところがポイント。自身の幸福より自身の存在理由をほかに見出していて、そこに邁進没頭するんだねぇ…。だからこそせめて捏造世界でしあわせになって欲しいと思うんだろうなぁ。
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NTRシチュはけして好きではないですが、ヅラさんはしたたかでつよいので書く側としてはあまり斟酌しなくてすむかな。てーちゃんはそこまで経験値が高くないので、基本てーちゃんが受容しているあいてにしかそういうことはさせませんですよ。
でも一期のティエリアはたしかに脆いけど、二期を経て、劇場版まで行くとやっぱり芯のつよい子になっちゃってるんだよね。一期終盤から二期ティエはロックオンロックオン云ってるけど、劇場版ではひとこともニールに触れてないからね。てーちゃんはロックオンをきっかけとして内包していた愛が人間という存在そのものへ向けて普遍化してしまうので。その根幹に存在するという意味でニールが外せないだけでね。まあニールのほうもティエリアのこと気にしてるのは二期序盤までだけども。というか八話の回想以降ニールがティエリアの最終決戦まえのことばにしか出て来ないのは、ティエリアが彼の存在を礎に自己の葛藤を乗り越えたからなわけで。
二期中盤以降は刹那の夢にしか出て来ないし。その意味では刹那のほうがニールを引き摺ってる。というかせっちゃんはニールを負っちゃってる側面があるので、あの夢がほんとうにニール自身の望みなのかというと、そうとも云いきれないんだな。
00はつまるところ「刹那のお話」で、刹那が幼いころに自ら打ち砕いてしまった「おのれの生きていることの意味」を真に見出すまでの物語で、そのためにはロックオンの死にざまやティエリアの在りように触れることが必須で、マリナとの相互理解にいたる結末で、初めて安息を得られたんではないかと。
復讐に死んだふつうの人間のロックオンと、使命に生きたイノベイドのティエリア。そうやって考えると、超兵のアレルヤとマリーが戦後一番ふつうの生活をふたりで生きられたであろうことは、彼らの生い立ちを考えるとすなおによかったなぁと思える。
沙慈とルイスは巻き込まれた不幸な一般人だったけど、無自覚に平和を享受して生きる大多数の人間の象徴のような役割なので、ただしあわせに暮らして欲しいとは云えないんだよね。
と、ここまでつらつら書き殴ってくると、結局最初に戻るわけですよ。
だからこそ、個を殺して生きたティエリアにしあわせになってほしい。刹那やティエリアの成長を促す役割だったニールにも、彼にあたえられなかった変革する時間を経て安寧を得て欲しい。
ニルティエを書こうとした動機はそこにあるんだよなと。刹那個人は公式本篇である意味救いを得ているけど、変わろうとして死んじゃったニールとそれを抱えたまま不変の存在となったティエリアは、すごくせつないじゃないかと。
桂さんを書いているのもおおむねおなじ理由からなんですけど。
原作がギャグベースなので悲壮感こそないけど、彼もまた利己に遠く志に生きてるひとなので(まあ若干夢見てますが^^;)。
基本、ああいうおおきなもののために生きているひとは個を顧みないと思ってる。ことに桂さんは、個のしあわせを公に求められるひとだから。
こちらはもとより(連作タイトルが示すとおり)桂さんがだれかひとりと添い遂げる?という展開はあんまり考えてなかったんですが、このままいくとやっぱりそうなりそうだな…。
問題はアニメが終わったことではなくて(それでいうなら00なんて終わってから嵌ったのだし)、なまじ原作が続いててそれに夢が見られなくなってきてるあたりかと。まあこればっかりは個人の趣味の問題なので、ね。変わらず面白いという方も当然多くいらっしゃるでしょう。
桂と坂本と高杉はブレがなくてあいかわらず好きなんだけど、銀さん、というか肝心の万事屋サイドのストーリーに共感できないことが多々あって。真選組や見廻組は付随的なものなのでそういうネタでもかまわないんだけども、どう見ても描き込むべき対象が違うだろうという展開が続くと、萎えるというか。読む気持ちが続かなくなってるというか。
私的に、あまりに掛け離れた位置でキャラだけ使うというお話は書けないし、それでなくとも原作沿いの捏造連作なので、そのあたりが非常に厳しい…。
せめて『朧』を受けての後日の沖桂だけでも…。具体的な物語にはなってないけど話の核と流れは決まってるんだし。とは思うものの、それを書ききるだけの気力が湧かず。
「天涯の遊子」の更新がつぎまたいつできるかは、現状未定としか申しあげられない。最悪このままフェードアウトかなぁ…それだけはしたくないなぁ…。現在進行でなくむしろ村塾か攘夷過去のあたりなら夢も見られるんで書ける気がするんだけども。
あと、いただいているリクに関しては(まあ二年跨ぎになってるので憶えておられるかたも少ないとは思うんですが)独立短篇なので、書けるものがあればなんとかしたい(気持ちだけはある)。
たかだか捏造にそこまで小難しく考える必要もないのかも知れませんが、二次は公式あってのものですしね。その公式から気持ちが離れたら書いちゃいけない気もするんで…。うーん。
ま、ごちゃごちゃ綴っててもしかないんで、「Armed angel」のつづき書いてきます。
なんかちょっと挨拶書きに来たら妙なほうへ話がそれちゃった。長々と失礼。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。