離れ家

うごくしいいでき。ただ、いかんせん先週がよすぎた(笑)
細部がところどころ、ちと気になったかも。　←贅沢もんの戯言
佐藤氏が描くと全体的におさない感じ。童顔なんだね。

万斉がエロいのは声のひとのせいもある。
細々としたギャグはほぼ割愛で、詰めたな。
ただひとつ、銀さんが手を伸べて近藤が警察車両に移る引きの絵が
別構図に替えられたのだけは残念。あの場面の間が好きだったので。
まあ、アニメ紅桜で、
マジ切れした銀さんの抜きのアップを割愛されたときほどの衝撃ではない。
Aパート、短っ。


煙管をふかす高杉。おひさ〜。子安氏も。
今回は原作と異なるカット割りが多いようだ。
鴨、熱演。真殿氏も達者なかただ。


以下、ちょい無駄話。

近藤さんはいいひとだ。器も大きい。
みながよろこんでついて行く、放っておけない理由もわかる。
でも、でもさ。やっぱ足りないのね。
組織ひいては一軍の将として、ひとの上に立つにはもうひとつ、
どうしても必要なものが欠けてる気がする。

太平の時代じゃないんだからさ。みなの居場所をこさえるだけでなく、
そのみなが共有できる、未来への展望をしめせないと。明日がないじゃん。
と、思えちゃうんだな。
真選組は体制に寄っかかった組織だから現状しかたないんだけど、
組織と社会の関わりを考えてる人間がいない。
みんながみんな内側向いてる。大将は部下しか、部下は大将しか見えてない。
鴨みたく自己顕示のためにではなしに、組織の将来像としての指針を描く、
これを補えるひとが真選組にはいないんだ。そこがつらい。

まあ、真選組は侍になりたくて成り上がってきた集団だから、
現状が終着点というか。
すでに目的そのものが帰着しちゃってるのかもなぁ。

閑話休題。


大の男数人を引きずり上げるグラさん、すげー。
真選組の宴会シーンでの、土方の呑みかたがきもかわいい(笑)
おなじく、沖田が抱えて頬よせてたものはなんだ？

鴨の幼少期を見るにつけ、親がどうあれ、
ここに桂がいたなら、鴨の人生は変わっただろうにと思う。
あのくらい、うざくて面倒見がよくてまじめで剣の腕が立って、
ちゃんと正面から殴ってくれる相手が、必要だったな。鴨。

グラさんのアクションシーン追加。
うわ。やったよ。伊東の銃撃後の場面。
色と動きがのると原作よりえぐい。奇妙なリアル感がある。
画面のトーンが通常場面と同じ色合いなぶん、
先週の沖田の、明かりの落ちた（たぶん非常灯の）車内での
赤暗いトーンで抑えた粛清場面より、ある意味、凄惨。


次回、動乱篇完結。
銀さんとおしゃべり万斉との合戦。土方と伊東の決着。
絵もまずまずよさそうでたのしみ。が、白夜叉銀さんの場面やいかに。
EDに子鴨演出は加味されるのか。