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WJ 26号。
シリーズ完結、かな?


うーん。軸のぶれまくった話を強引にまとめてきたな。

動乱篇の鴨にも云えることだけど、あとからでてきたキャラに、短いあいだに主人公あるいは準レギュラー陣と同格の背景をあたえ、かつ、その重みでもって読み手側に共感呼び起こすことは並大抵の技ではできないのだ。

鴨のときは自身のなかでの回想で自己完結しちゃってたし、吉原篇の鳳仙と日輪はまだしも手前で語り手前で気づいていたけど、地雷亜の過去を全蔵に語らせて、それをまったく知らずにいた月詠があっさり受け入れてしまう、というのは、その是非はともかくうまいやりかたではないと思う。
月詠にさえまだ深く携われていない読者がその師の地雷亜のどれほど哀しい過去を聞かされたところで、ああそうですか、で終わってしまうと思うのよ。
この話の糸口に、登場して日の浅い月詠をもってきたことにやはり無理があったかな、と。


だからこの話は、子銀と松陽先生の出会いという過去エピソードひとつにすべて食われて終わったなという印象。
シリアス長篇は足場固めをちゃんとしてから始動しないと物語として瓦解するという見本のような感じになっちゃったなー。
せりふ回しのうまさとかギャグの匙加減とか、上っ面でない人の情の機微を描くのに長けたかただけど、どうもシリアス長篇の構成が(紅桜以外)みな似てきてる感も拭えない。まあ、それはそれでうまく描いてくれればぜんぜんかまわないんだけど。


なにが哀しいって、このお話、銀にとってはなんの救いにもなってないってことだよね。いままでの流れがあって、逃げずに古傷を再認識することはちゃんとできてるのに、そのつぎにつながるリハビリに役立ってないというか。
銀魂は若者の成長話ではなく挫折を知った人間の再生話だから、このお話の存在意義は銀さんの過去がかいま見られた、その一点だけになってしまったような。


導入部分とおなじギャグで締めたのはお話の体裁としては常套手段なのでともかくとして、このあとほんとに珍道中につづいて月詠のこころの傷のフォロー回がギャグ味付けで入るのかな。要らんだろう、そんなの。ここで切っちゃたほうがいい気がするなぁ。
だってどうみても、月詠には銀さんの手は必要ないじゃん。月詠を癒すのだとしたらそれは、日輪や晴太や百華たちであって銀さんではない。
逆に銀さんには、月詠では救いにならない。彼の背負うべき師はもうこの世に存在しないのだから、それならむしろ全蔵といたほうがリハビリできると思うよ。

銀さんがあそこまでキレて憤った理由というか経緯を、読者は知らされてるけど、月詠もだれも登場人物たちは知らないわけで。知ってるとしたらそれは、この場にいない桂と高杉だけなわけで。
珍道中するなら、むしろフォローが必要なのは銀のほうだろうよ(笑)



妄想感想としては、このあとの銀は、桂に黙って抱きしめられるほかないな。
俺もだ、と呟く銀を癒せるとしたら、それだけだろうからさ。
桂だけが師をちゃんと背負いつづけてる弟子だから。
自分のぶんまでそれを体現してくれてることを銀は知っていると思うから。

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次回参加イベント未定


◎寄稿
▽ 銀魂
コタ誕2 記念アンソロジー
桂総受けマイナーCPアンソロジー 桂独占禁止法

【頒布終了】発行日順
▼ 銀魂
坂桂アンソロ・宇宙☆キャプテン/『際涯』
高桂個人誌・花よりほかに知るひともなし/『切情』
銀桂小説アンソロジー・協奏曲/『闇照らす』
▼ OO
刹&ティエ・Star★Line 記念アンソロジー/『瞬きの間にひとは過ぎゆき』 さんぷる

 

銀)ものがたり

天涯の遊子 てんがいのゆうし
( )は主要登場人物
■ □:本篇  ◆ ◇:過去篇
● ○:番外篇  ★:番外桂誕2008

(はじめの手引)
金平糖・上・中・下(銀.桂.高)
遊興・1・2・3・4(坂.桂)
火影・上・中・下(高.桂)
蒸し羊羹(銀.桂.新.神.高)
仮寝・1・2・3・4(土.桂)
微酔・前・後(銀.桂)
雪白・1・2・3・4(沖.桂.銀.土)
源平梅(高.桂)
夜の猫(銀.桂)
星月夜・上・中・下(銀.桂)
桜狩(高.桂)
揺籃・1・2・3・4(坂.桂.銀.高.陸)
藪入り・1・2・3・4(銀.桂.エリ)
陽炎・1・2・3・4(土.桂.銀.近)
水際・上・中・下(高.桂.万.坂)
弦月・1・2・3・4(銀.桂.新.神.坂)
菖蒲湯(高.桂.銀)
落陽・上・中・下(沖.桂.銀)
小憩・上・中・下(坂.桂.エリ)
白皙・1・2・3・4・5・6・7(土.桂.高.山.沖.銀.ほか)
払暁・前・後(子銀.子桂.子高.松)
昔鏡・前・後(銀.桂.土)
萩の影(高.桂)
表裏・上・中・下(高.桂.エリ.坂.万)
白白・上・中・下(銀.桂.エリ.坂)
曙光・前・後(子銀.子桂.子高.松)
朧・1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14(銀.桂.土.新.神.長.沖.近.ほか)
虜囚・上・中・下(高.桂.万)
星合(○○.桂)
まほろば・1・2・3・4・5(銀.桂.白)
隻影(高.桂)
叢雲(銀.桂.土)
架橋・上・中・下(坂.桂)
昇日(子銀.子桂.松)
幻燈・前・後(土.桂.沖)

 

銀)あなざぁ

燎原に雪 りょうげんにゆき
*金魂・ガヤガヤ箱設定 連載

(晋.小太(ズラ子).金.辰.万)
壱-1-2-3・弐

一口話 ひとくちばなし
*設定外の突発短篇など

鈍色(高.桂.銀)
百八つ(銀.桂)
えりづら(エリ.桂)無配再録
▼ 二十万打御礼リク集
ひきがね(土.桂)
深酔い(土.桂)
夜行・前・後(沖.桂.銀)
以心伝心(銀.桂)
便りなし(銀.桂.神)
叢雲(銀.桂.土)天涯の遊子
お猫さま・前・後(坂.桂.銀)
錦上に花(土.桂.銀)
遥遠(高.桂.万.また.武)

 

だぶるおー

Armed angel 武装天使
(ニル.ティエ.刹.アレ.リジェ)
■:幕前 □:一期 ◆:幕間 ◇:二期 ●:幕後 ○:劇場版 ⊿:以降
00栞(はじめの手引)
遊泳する紫黒 オフ収録
天、落ちて・1 全6回オフ収録
容喙 - Don't meddle with us.・1 全3回オフ収録
Caress・1 全3回オフ収録
孤影を擁く・前 全2回オフ収録
昔日の残花・1 全3回オフ収録
いつかのあの日・1 全8回オフ収録
翻る揺り籃・1 全5回オフ収録
その手を伸べて・1 全7回オフ収録
Lost halcyon …・1 全3回オフ収録
天使は瞑目する オフ収録
乖離 〜天使の食卓・1 全4回オフ収録
Cemetery rain・前 全2回オフ収録
Affection・1 全4回オフ収録
Two phase オフ収録
◆◇ Beyond・1 全5回オフ収録
夜に踊る・1 全4回オフ収録
光は淡き・1 全4回オフ収録
いまふたたびの・1 全7回オフ収録
月満ちて時は欠け・1 全5回オフ収録
果てはなくとも・1 全6回オフ収録
Mutual love・1・2・3
Tieria・1・2・3
Double exposure・1・2・3・4
漣は遠くちかく・1 以降オフ収録

  +++++
番外 Armed angel 武装天使
Voice to fascinate オフ収録

 

ヴヴヴ

VVV ドルシアサイド/アドエル
(エルエルフ.アードライ.ハーノイン.イクスアイン.クーフィア.カイン.クリムヒルト.カーツベルフ)
◎ オフ本のサンプル
ヒカリノアリカ 導入部
コノテノナカニ 導入部
◎ 無配とか書きおろしとか
Natürliches tägliches Leben
Vor einer Strategie

 

書簡


お礼画面は気儘更新

 

筆者

別号:
かる
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根っからの創作畑
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