「天涯の遊子」土桂篇。全4回。
土方と桂。と銀時。もしくはパー子&ヅラ子。
紅桜以降、動乱篇まえ。
教えられたアドレスは実在した。桂からの返事は期待していなかったが、やがて、なんべんかに一度くらいは短い返信が届くようになった。
そうした文面を考えるのは苦手ではないはずだったが、桂相手では勝手が違うのか、自分のことだからか、なかなか思うようには進まず、いつも四苦八苦だ。遠回しな書きようでは桂には通じないとわかってからは、直裁にすぎるくらいの表現を選ぶ。
おたがい忙しくてもタイミングが合えば、ヅラ子の桂と会うことも叶うだろうと、店に出る時期を訪ねてみたが、しばらく予定はないという。
さすがにスケジュール的なことはそれ以上、あたりまえだが教えてはもらえず、土方はとどのつまりは職務権限でそれをみずから探るしかないのだった。
糸は繋がったが、状況はなんら変わりない。思うように桂に会うことは叶わない。わかってはいてもいらいらは募り、だがまえよりはましなのだと自分を慰める。そんな折も折、保土ヶ谷の宿あたりで攘夷派幹部の会合が開かれるとの情報をつかんだ。
めったに得られない機会に、土方は桂になんとか会う段取りを取り付けた。そして実際、会うことも、ことに乗じて抱きしめることも叶ったのだが。
不測の事態は、ささやかな幸福と隣り合わせで起こる。
桂とのいわば密会中を、あろうことか、沖田に見られた。
沖田は沖田で桂になにかしらの拘りがあるらしく私的に桂を追っていたようで、土方の感情それ自体をどうこう云う気はないようだった。とはいえ、土方弄りに日常の労力の大半を費やしているようなやつである。このさき、ただ手を拱いてみているわけもないか、と思えば頭が痛い。
だがそれより、このとき土方の胸中を占めたのは、沖田が持ち出した万事屋の話題だった。それは土方の朧気な予感をただ事実と成さしめただけであったのだが。第三者から突きつけられる現実は、土方の予想を超えて我が身を刺した。
万事屋が真に桂に執心ならば。最大の障壁となることは目に見えている。
保土ヶ谷の宿でのあと京に向かったらしい桂の足取りはなかなかつかめず、当然のことながら土方には、桂にその気がないかぎりはつなぎも取れない。
どうやら江戸へ戻ってきているらしいと知ったのが、つい先日のこと。
ところが、会うことはおろか連絡すらままならぬまま、柳生と大きな喧嘩をする羽目になった。
惚れた女を救いたい笑顔を取り戻したいという、近藤の気持ちは痛いほどわかったから協力を惜しみはしないが、万事屋と徒党を組むことになったのにはいささか閉口した。いまこいつを見れば、どうしたって桂を思い出す。
土方が希んでも会えないでいるおもいびとに、こいつは気兼ねなく会えるのだと、思うだけでも胸に澱のようなものが溜まる。桂がしばらく江戸を離れていた以上、万事屋だとて桂に会うことは叶わなかったわけで、それを思って気を宥めはしたが。
だからか。喧嘩を終えて、傷を負ったからだでそれぞれが帰路につくなか、いつのまにやらふらりと姿を消していた万事屋に、土方は直感した。桂のもとへ向かったのだと。
なぜそう感じたのかの説明はつかない。ただ、柳生の大将と闘う万事屋に、往年の片鱗を見た。さなかの敵将にぶつけることばに、なにかをオーバーラップさせていた。そう思わせる闘いっぷりだった。
万事屋の過去の経緯など土方は知るよしもない。だがその昔日が桂のそれと直結しているものだということだけは、疑いようもなく知れている。
桂に会いに行ったのだ。いや、帰ったのだ。おそらく。平時はいざ知らず、傷ついたからだとこころの拠り処は、むかしもいまも桂そのひと、か。
それをゆるされた万事屋を、羨ましいと思う。思うおのれに、土方は辟易した。だがおもうこころは正直で、留めようがない。羨ましく、妬ましかった。
* * *
桂からのひさびさの返信が返ったのは、喧嘩の傷も癒えたころだ。
会いたいとねばる土方に根負けしたかたちで、桂は『かまっ娘倶楽部』でのバイト日を知らせてきた。土方のほうも、ヅラ子としてなら障りなく会える。ふたりきりになれないのはこの際やむをえない。
資金繰りのために半月ほど、他のバイトも兼ねながら店に出るというので、土方は日参した。けっこうな散財になるが、刀のほかはどうせ使うあても暇もない。真選組の副長ともなれば、それなりの高給取りである。こういうときのために金はあるのだ。
だが、日参する土方を、どこでどう知ったのか。あるいは知らずか。万事屋が店に顔を出してきた。正確には、パー子として、ヘルプのバイトに入ったのであるが。
くるくるの白髪頭の両サイドを高く結んでつけ毛をほどこし、女物の着物を纏い、濃い化粧の乗った万事屋に、土方はいいようのない脱力感を覚えた。
「なにしてんだぁ?てめぇ。こんなとこで、てか、そのナリはなんだ」
「うるさいよ。おかまバーに日参してるやつに云われたかないよ」
あ、やっぱ知っててきやがった。こいつ。
「よさんか、銀時。じゃなかった、パー子。土方は客だぞ」
「ヅラ子、おめー。真選組相手になにやってんの。なに誑かしちゃってるの」
仲裁に入る桂に、ボックス席に着いた土方を挟むかたちで座っていた万事屋が、呆れ顔で咎めたてる。かちんときた。
「だまれ。このパー。誑かされてなんかいねぇぞ。俺ぁ」
「パーじゃねえ。パー子だ。多串くん。商売女に本気になるんじゃねーよ」
「だれが多串だ。てめぇこそいいかげんひとの名覚えやがれ。だからパーだっつうんだ。だいちヅラ子さんは商売女なんかじゃねえ」
「ああ、もう、これだからいやよ。遊びなれてないお客は。ねぇ、ヅラ子」
「なにいきなり、かまことばになってやがる。万事屋はおとなしく屋根の修理でも手伝ってろ、ぼけ。家出猫捜しでもやってろ、ぼけ」
「てめー、万事屋の仕事をバカにしてやがんな。田舎もん丸出しでおんなの尻追っかけてる暇があるなら、市中見回りでもしてきやがれ」
「ンだとぉ。だれがおんなの尻追っかけてるってぇんだ。ヅラ子さんはおんなじゃねぇだろうが」
「おとこのケツ追い回してんなら、なおさらだよ。この税金ドロボー」
「そういうせりふはきっちり税金納めてからいいやがれ」
「いいかげんにせんか。あたまを冷やせ、ふたりとも」
延々と続きかねない陰険漫才に、桂は云って文字どおり、あたまにコップの水を被せた。
「ヅラ、てめぇなにしやがる」
万事屋が怒鳴る。桂の仕打ちに土方はいささかショックを隠せず、とっさにことばも出ない。
「ヅラじゃない。ヅラ子だ。パー子、そんなに漫才がしたいならここは貴様にまかせる。土方と存分にネタ合わせでもなんでもするがいい」
感情を乗せない声と顔でおそろしいことを云ってのけた桂に、
「「冗談じゃねぇ。なんで俺がこいつを相手にしなきゃなんねぇんだ!」」
はからずも万事屋と土方ふたり、声がハモった。
「だったらおとなしく酒でも注いでいろ。バイトに来たのだろう。土方もいちいちこれに乗せられるな。客はでんとかまえておればよいのだ」
腕組みをした姿で尊大に告げる桂に、ぶちぶちいいながら、それでもパー子は云われたとおりに酒をつくる。
「…くそっ。ヅラ…子め、あとで覚えてろよ」
あとでなにを仕返しする気だと土方は思ったが、深く考えることはあたまが拒否した。
ともあれ自分は客なのだ。この立場を活かさない手はない。
土方はここぞとばかりにヅラ子に接近した。客としてなら桂も土方を邪険にはできない。店の法度で極端に触れたりはできないが、グラスを手渡されるついでにさりげなく手を握ったり、煙草に火をもらったり、ちょっと肩を引き寄せたり、膝に手を置いたり。
そんなありきたりなささやかな行為でも、目のまえでやられれば堪えるものだ。なまじ桂がそれを気にとめる風でもないから、手出しできない状況の万事屋をやきもきさせるには充分な効果があった。だんだんに万事屋の目が据わっていくのが見て取れる。ざまあみろ、と土方は思う。
ほんの意趣返しだ。おめぇは桂にだいじにされてるんだろう?
ほどほどに酒も過ごしたころ、カウンターからあずみの声がかかった。胸のまえで小さく両手を合わせている。
「ヅラ子、ちょっとだけお願い」
常連らしき酔客が、ヅラ子を出せとごねているらしい。
「すまん。土方。少しだけ、よいか」
よくはなかったが、こんなことで狭量なおとこだとは思われたくない。
「ああ。かまわねぇよ。もどってくるんだろ?」
桂が軽く肯いて、立ち上がる。しぐさのいちいちが流れるようで、とくに女性的なしなをつくっているわけではないのに、なんともいえず艶があった。
「うん。パー子、ちゃんとヘルプしておいてくれ」
カウンターに向かうヅラ子の後ろ姿に見惚れながら、土方が空のグラスをテーブルに置くと、いささか乱暴な手つきでパー子が無言でおかわりをつくる。
「ふん」
土方も無言でそれを手に取り、呷った。
沈黙が流れる。気まずいというのではなく、たがいがたがいのでかたを量っている、それだった。
続 2008.04.02.
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教えられたアドレスは実在した。桂からの返事は期待していなかったが、やがて、なんべんかに一度くらいは短い返信が届くようになった。
そうした文面を考えるのは苦手ではないはずだったが、桂相手では勝手が違うのか、自分のことだからか、なかなか思うようには進まず、いつも四苦八苦だ。遠回しな書きようでは桂には通じないとわかってからは、直裁にすぎるくらいの表現を選ぶ。
おたがい忙しくてもタイミングが合えば、ヅラ子の桂と会うことも叶うだろうと、店に出る時期を訪ねてみたが、しばらく予定はないという。
さすがにスケジュール的なことはそれ以上、あたりまえだが教えてはもらえず、土方はとどのつまりは職務権限でそれをみずから探るしかないのだった。
糸は繋がったが、状況はなんら変わりない。思うように桂に会うことは叶わない。わかってはいてもいらいらは募り、だがまえよりはましなのだと自分を慰める。そんな折も折、保土ヶ谷の宿あたりで攘夷派幹部の会合が開かれるとの情報をつかんだ。
めったに得られない機会に、土方は桂になんとか会う段取りを取り付けた。そして実際、会うことも、ことに乗じて抱きしめることも叶ったのだが。
不測の事態は、ささやかな幸福と隣り合わせで起こる。
桂とのいわば密会中を、あろうことか、沖田に見られた。
沖田は沖田で桂になにかしらの拘りがあるらしく私的に桂を追っていたようで、土方の感情それ自体をどうこう云う気はないようだった。とはいえ、土方弄りに日常の労力の大半を費やしているようなやつである。このさき、ただ手を拱いてみているわけもないか、と思えば頭が痛い。
だがそれより、このとき土方の胸中を占めたのは、沖田が持ち出した万事屋の話題だった。それは土方の朧気な予感をただ事実と成さしめただけであったのだが。第三者から突きつけられる現実は、土方の予想を超えて我が身を刺した。
万事屋が真に桂に執心ならば。最大の障壁となることは目に見えている。
保土ヶ谷の宿でのあと京に向かったらしい桂の足取りはなかなかつかめず、当然のことながら土方には、桂にその気がないかぎりはつなぎも取れない。
どうやら江戸へ戻ってきているらしいと知ったのが、つい先日のこと。
ところが、会うことはおろか連絡すらままならぬまま、柳生と大きな喧嘩をする羽目になった。
惚れた女を救いたい笑顔を取り戻したいという、近藤の気持ちは痛いほどわかったから協力を惜しみはしないが、万事屋と徒党を組むことになったのにはいささか閉口した。いまこいつを見れば、どうしたって桂を思い出す。
土方が希んでも会えないでいるおもいびとに、こいつは気兼ねなく会えるのだと、思うだけでも胸に澱のようなものが溜まる。桂がしばらく江戸を離れていた以上、万事屋だとて桂に会うことは叶わなかったわけで、それを思って気を宥めはしたが。
だからか。喧嘩を終えて、傷を負ったからだでそれぞれが帰路につくなか、いつのまにやらふらりと姿を消していた万事屋に、土方は直感した。桂のもとへ向かったのだと。
なぜそう感じたのかの説明はつかない。ただ、柳生の大将と闘う万事屋に、往年の片鱗を見た。さなかの敵将にぶつけることばに、なにかをオーバーラップさせていた。そう思わせる闘いっぷりだった。
万事屋の過去の経緯など土方は知るよしもない。だがその昔日が桂のそれと直結しているものだということだけは、疑いようもなく知れている。
桂に会いに行ったのだ。いや、帰ったのだ。おそらく。平時はいざ知らず、傷ついたからだとこころの拠り処は、むかしもいまも桂そのひと、か。
それをゆるされた万事屋を、羨ましいと思う。思うおのれに、土方は辟易した。だがおもうこころは正直で、留めようがない。羨ましく、妬ましかった。
* * *
桂からのひさびさの返信が返ったのは、喧嘩の傷も癒えたころだ。
会いたいとねばる土方に根負けしたかたちで、桂は『かまっ娘倶楽部』でのバイト日を知らせてきた。土方のほうも、ヅラ子としてなら障りなく会える。ふたりきりになれないのはこの際やむをえない。
資金繰りのために半月ほど、他のバイトも兼ねながら店に出るというので、土方は日参した。けっこうな散財になるが、刀のほかはどうせ使うあても暇もない。真選組の副長ともなれば、それなりの高給取りである。こういうときのために金はあるのだ。
だが、日参する土方を、どこでどう知ったのか。あるいは知らずか。万事屋が店に顔を出してきた。正確には、パー子として、ヘルプのバイトに入ったのであるが。
くるくるの白髪頭の両サイドを高く結んでつけ毛をほどこし、女物の着物を纏い、濃い化粧の乗った万事屋に、土方はいいようのない脱力感を覚えた。
「なにしてんだぁ?てめぇ。こんなとこで、てか、そのナリはなんだ」
「うるさいよ。おかまバーに日参してるやつに云われたかないよ」
あ、やっぱ知っててきやがった。こいつ。
「よさんか、銀時。じゃなかった、パー子。土方は客だぞ」
「ヅラ子、おめー。真選組相手になにやってんの。なに誑かしちゃってるの」
仲裁に入る桂に、ボックス席に着いた土方を挟むかたちで座っていた万事屋が、呆れ顔で咎めたてる。かちんときた。
「だまれ。このパー。誑かされてなんかいねぇぞ。俺ぁ」
「パーじゃねえ。パー子だ。多串くん。商売女に本気になるんじゃねーよ」
「だれが多串だ。てめぇこそいいかげんひとの名覚えやがれ。だからパーだっつうんだ。だいちヅラ子さんは商売女なんかじゃねえ」
「ああ、もう、これだからいやよ。遊びなれてないお客は。ねぇ、ヅラ子」
「なにいきなり、かまことばになってやがる。万事屋はおとなしく屋根の修理でも手伝ってろ、ぼけ。家出猫捜しでもやってろ、ぼけ」
「てめー、万事屋の仕事をバカにしてやがんな。田舎もん丸出しでおんなの尻追っかけてる暇があるなら、市中見回りでもしてきやがれ」
「ンだとぉ。だれがおんなの尻追っかけてるってぇんだ。ヅラ子さんはおんなじゃねぇだろうが」
「おとこのケツ追い回してんなら、なおさらだよ。この税金ドロボー」
「そういうせりふはきっちり税金納めてからいいやがれ」
「いいかげんにせんか。あたまを冷やせ、ふたりとも」
延々と続きかねない陰険漫才に、桂は云って文字どおり、あたまにコップの水を被せた。
「ヅラ、てめぇなにしやがる」
万事屋が怒鳴る。桂の仕打ちに土方はいささかショックを隠せず、とっさにことばも出ない。
「ヅラじゃない。ヅラ子だ。パー子、そんなに漫才がしたいならここは貴様にまかせる。土方と存分にネタ合わせでもなんでもするがいい」
感情を乗せない声と顔でおそろしいことを云ってのけた桂に、
「「冗談じゃねぇ。なんで俺がこいつを相手にしなきゃなんねぇんだ!」」
はからずも万事屋と土方ふたり、声がハモった。
「だったらおとなしく酒でも注いでいろ。バイトに来たのだろう。土方もいちいちこれに乗せられるな。客はでんとかまえておればよいのだ」
腕組みをした姿で尊大に告げる桂に、ぶちぶちいいながら、それでもパー子は云われたとおりに酒をつくる。
「…くそっ。ヅラ…子め、あとで覚えてろよ」
あとでなにを仕返しする気だと土方は思ったが、深く考えることはあたまが拒否した。
ともあれ自分は客なのだ。この立場を活かさない手はない。
土方はここぞとばかりにヅラ子に接近した。客としてなら桂も土方を邪険にはできない。店の法度で極端に触れたりはできないが、グラスを手渡されるついでにさりげなく手を握ったり、煙草に火をもらったり、ちょっと肩を引き寄せたり、膝に手を置いたり。
そんなありきたりなささやかな行為でも、目のまえでやられれば堪えるものだ。なまじ桂がそれを気にとめる風でもないから、手出しできない状況の万事屋をやきもきさせるには充分な効果があった。だんだんに万事屋の目が据わっていくのが見て取れる。ざまあみろ、と土方は思う。
ほんの意趣返しだ。おめぇは桂にだいじにされてるんだろう?
ほどほどに酒も過ごしたころ、カウンターからあずみの声がかかった。胸のまえで小さく両手を合わせている。
「ヅラ子、ちょっとだけお願い」
常連らしき酔客が、ヅラ子を出せとごねているらしい。
「すまん。土方。少しだけ、よいか」
よくはなかったが、こんなことで狭量なおとこだとは思われたくない。
「ああ。かまわねぇよ。もどってくるんだろ?」
桂が軽く肯いて、立ち上がる。しぐさのいちいちが流れるようで、とくに女性的なしなをつくっているわけではないのに、なんともいえず艶があった。
「うん。パー子、ちゃんとヘルプしておいてくれ」
カウンターに向かうヅラ子の後ろ姿に見惚れながら、土方が空のグラスをテーブルに置くと、いささか乱暴な手つきでパー子が無言でおかわりをつくる。
「ふん」
土方も無言でそれを手に取り、呷った。
沈黙が流れる。気まずいというのではなく、たがいがたがいのでかたを量っている、それだった。
続 2008.04.02.
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