離れ家

アバンもなく、OPED変則もなく、久々オーソドックスな構成。
徹頭徹尾、真選組の回。てか、土方さんの回。

今週は万事屋の面々もまったく出てこなかったので、
あの新OPEDはそのためのサービスだったのかとさえ思えた(笑)


中井氏、うまいなぁ。このかたも腹に響くいい声だ。
アニメブランクがあったので、
ＴＶではガンダムX（初出時勘違いにて作品名訂正）出演くらいしか
明確に覚えているものがないんだけど、
土方ほどかっこいい路線の役どころじゃなかったので。
この声質のよさの生きる役に出会えてよかったなぁと。

鴨は真殿氏。
土方にメンチ切るとき以外は、声、意外と高めの感じ。
あのED、動乱篇最終話あたりではたぶん
どこかが鴨の幼少期と差し替えられるんだろうけども。
ハタ王子か屁怒絽かエリーか、大穴で山崎とか(笑)


作監は今岡氏。なので破綻なく、よいレベル。

まえまえから本編上はカットでも、
OPEDでは煙草の煙は描かれてるんだけど（前EDのエリーとかも）、
今回は本編でもしっかり紫煙が描かれてた。

これはやっぱ、動乱篇そのものが
土方というキャラをしっかり描かないと成立しない話だからかな。
てか、真選組組織内のキャラと立ち位置が明確に対比されないと、
この話そのものはいうなれば井の中の蛙的内部抗争なので、
物語の立脚点が弱くなるというか。


しかし沖田は黒い(笑)
中盤から終盤にかけてみせる近藤への忠誠心と
ある種残虐なまでの殺戮シーン、どう描かれるかたのしみ。



それにつけても、新OPの戦闘場面は、
攘夷の子ら（たぶんこのころは十代末、いってて二十歳そこそこのはず）の
殺戮者としての圧倒的な格と経験値の差が描きだされているわけで、
これを動乱篇のアタマに持ってきたことの意味を思うと深いものが。

外に向かって闘いを挑んでいたかつての攘夷志士たちと、
内なる闘いに終始する（せざるを得ない）真選組。
殺戮の向こうに見えている景色はずいぶんと違ったんだろう。

攘夷は敗戦が重要なファクターになっているだけに、せつない。
あ、いかん。話が逸れた ^^;