離れ家

筆が乗らないうちは表紙絵の当たりを取ったりしてた。
とにかく、エンジンの掛かりが遅い。遅すぎる。
筆がようやく乗ってくる頃合いには中断を余儀なくされるという…。
自業自得な悪循環。

文字ものはおおまかな流れさえ決まればあとはいきなり書きだしてその筆のノリで展開しちゃうほうなの。ざっと書ききってから細部に手を入れあれやこれやすることが小説では可能だから。
まんがは原稿にしちゃうとあとで編集とかの修正は効かないから、ネームのときにこれを出し切っちゃうわけだけど。

いま全体の半ば手前くらいかなー。さて、どこまで膨らませてどこを割愛したものか。つーかそのまえに、描くイメージを書ききる気力がつづくかが問題じゃね？


五月オンリの原稿があがるまではサイトの更新は（いまさらながら）滞ると思われます。結局リクをお待たせするかたちになってしまい、不甲斐ないかぎり。ご容赦ください。
プロモというか吊りというか、個人誌用の書きあがった部分をアップすることはあるかもしれないっす。つづきはオフ本で！的な悪徳商法ですよ(笑)

体裁としては「天涯の遊子」の書きおろし。舞台は、幼少村塾と攘夷参戦中盤、それに現代が絡む、予定。まだ村塾と戦争期の交錯を書いてる段階なので、あくまで予定。
銀時視点の銀桂で、仄かに高桂と坂桂が漂うのはもう、うちだからしかたない（ひらきなおり）。ちょめは未定。あるとしたら、この場はむろん銀桂ね。
あ、過去篇二篇は内容的にあったほうがより伝わるという判断で、同時収録する方向です。過去篇という括りで出すのをやめたので予定タイトルは破棄して新しいのを考える…。



つづきに書簡のお返事。
ぱちぱちくださるかたもありがとです。

＞3月18日 13:02　悠宇 さま
ありがとうございます。実際のところ、ふつう・ふつうじゃない、尋常か尋常でないか、なんていうのは視点の置き所で変わってしまうものなので、基準線をどこに持っているかなんでしょうけども。銀魂世界における相対として尋常でない桂が好きですが、そこに拘って書く自身を省みるに、おのれにとっての基準線は桂なのだろうなと思います。

＞3月19日 14:14　acha さま
懐古記事に反応ありがとうございます(笑)　以下鬱陶しいので反転しますね。

「ポーの一族」もですが自分的にいちばん影響を受けたのは「トーマの心臓」です。これは週刊連載でしたが、後日作家ご自身が（週刊連載を）「人間のやるものではない」とおっしゃってましたね ^^;
余談ですが自分は14の歳の最後の日、夢枕にエドとアランが立ちました…フルカラーで！（痛）　お迎えかよ、という(笑)　それほどに彼らの年齢を超えたくなかったんですな…。
作者さまもエドだけは消滅させる気はなかったようで、後日談話で、いまもどこかで存在している、というようなことを書かれていた気がします。ただ自分には、それはエドはつらいなぁとも思いました。だって、メリーベルもアランももういない。その代わりなどもう見つからないだろう、と。

イーヴの死は唐突すぎて受け容れがたいやりきれなさがありましたが、アッシュは主人公（の片割れ）なだけにきっちり描かれてたぶん、せつなくも受容できたかと…。
なんにせよ残された側を思うとき、キャラの死はいたずらには描けないです。

励ましのおことばもありがとうございました。
アニメ銀魂、半年後には再開して欲しいですね。ほんと。いまのスタッフがばらけないうちに目処が立つといいんですが。